今日も夢では実家にいた。おばあちゃんがいた。元気だった。僕の部屋の前の廊下を掃除していた。僕は部屋に友だちを呼んでいて、なにを話していたかは忘れてしまったけど、何の気なしに話していて、途中僕がトイレに行こうと思って廊下に出たら、おばあちゃんがあの頃みたいに誰が来るのかと聞いてくるから、誰でもいいでしょ、と煩わしそうに返した。少し怒ったような、寂しそうな様子でもあった。
時間が止まったままで動いている世界と、こちらの世界と、その距離感が未だに掴めない。自分はどこにいるのか、ここにいるというときのここってどこなんだろう、と思う。それがとにかく本当に思う。それで泣き出したいのに泣けない。沈み込むような休息と、涙がきっとその断絶を深く繋いでくれると思っている。そんな予感だけはしている。でも、その先への行き方が分からない。