2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧

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長い長い夢を見てきたような気がして、今もその夢は続いている。この半透明の世界が、大切なものたちと一緒に消えてしまうような不安に襲われる。ある頃の自分から先は、幽霊のような自分が歩き出して、ずっと歩いて、でも、ふいに戻ってしまって、そしてこ…

久しぶりにSとテレビ電話

朝は作業をして痛みを紛らわせながら過ごした。途中まで進んでやり直すことになったことは、思ったよりは絶望的ではなく、またこつこつと続けている。 昼頃、二年ぶりくらいに学生時代からの友人のSとテレビ電話を行った。お互いの近況、向こうの家族の病の…

やり直し

途中まで進んでいたことを、やっぱり違うやり方で、ということでやり直しすることにした。もうちょっとだったけど、仕方ない。あとで後悔するよりはいい。今日はその作業をしていた。

帰りたいという夢

昨夜の夢。最初、僕は病院にいた。ベッドに横になっていると、誰かが整体してくれた。途中で父も現れ、頭をほぐしてくれた。父は嫌々ながらで、すぐにどこかへ消えてしまった。体を起こして、窓の外を見ると、幼馴染のKが仕事をしていた。 場面は変わり、僕…

悲しみ直すこと

ほとんど毎日のように昔の夢を見ている。中学生から、大学生くらいの頃の自分と、当時の人々。故郷も入り混じった、懐かしい世界をさまよっている。内容は違っても、大体似たような感触の夢。夜更けに目が覚めると、悲しみの感情が生々しく、泣きそうになっ…

折り紙

考えることをやめるために、去年の暮れだったか今年の初めくらいから、羊毛フェルトを始めてみた。何匹かの動物を作って、それはそれで可愛く作れたのだけれど、結局しばらく間が空いてしまった。 それでも、作業療法の一環として、手を使うというのはいいこ…

愚痴

たとえば心の問題や、身体の問題があって、生活においてあまりに大きく不便で、できないことがあったとして、そのできないことを普通にできる人が、近しい存在にいるときに、精神状態をどうやって守ったらいいかが分からない。そのできないことに優しく寄り…

七五三の写真

昨夜は、本当に久しぶりにぐっすり眠れた。理由はよく分からない。途中で起きることも、夢を見ることもなく、十時過ぎには眠り、朝の六時くらいに目が覚めた。朝は秋のように涼しく、ほどよい寂しさが意識をくっきりとさせてくれた。 ぽつぽつと、仕事で必要…

走れメロスの朗読を聴く夜

最近、夜にYouTubeで朗読を聴いている。なるべく絵として思い浮かべやすいものがいい。難しい言葉が並ぶのはよく分からなくなる。今のところ、夏目漱石の『夢十夜』と、安房直子の『海からのおくりもの』 、昨夜は太宰治の『走れメロス』を聴いた。イメージ…